最初のロードバイクの思い出
一番最初に買ったスポーツ車はGTのシリーズ4というロードバイクだった。
もっぱら街乗り中心で特に意味もなく乗り回していたが、たまに江戸川沿いを走っていた。
今から考えるとだいぶ初心者向けのロードバイクでサドルはママチャリみたいに柔らかいものを使っていたが慣れていない身にはだいぶ固く感じられたものだった。
元々アメリカ人向けのジオメトリだったのか、サドルとハンドルブラケットの間で体が前後に引っ張られる感じになってしまい
長時間乗るとどうしても腰に来る。
短足かつ体が固いのも原因のひとつだったのだが、その頃は自分の特性に気づいておらず
何も考えずに楽なポジションにするべくステムも2回くらい取り換えていろいろと試行錯誤していたが
その2回目のステムを交換した直後にあっさりと盗難にあってしまった。コンビニに寄ったちょっとの隙をつかれたのだった。
素人メンテにはまっていたあの頃
今はもう図太くなってパーツ交換の記録は全部取っておいてチェーンもブレーキシューもギリギリまで使うし、多少の異音も「気にしない」方針に転向してしまったが当時はものすごく大事にしていたので室内保管は当然として異音がでるとすぐさまひっくり返してどこが原因なのかと探しまわってみたものだ。
チェーンホイールの振れなんかはものすごく気にしていた。
動画は拾ってきたものだが、うーん昔はこういうのだいぶ気にしてたなーといった感じだ。
他にはBBの異音も何回か記憶がある。
これも拾い物動画だがまさにこんな感じ。動画内では8年放置してたとあるが自分の場合は2~3年に1回ペースでBBの交換をしている。なぜか最近は無くなってきた。
個人的経験に基づく話からはじまって恐縮だがBBや駆動系のトラブルは普通の自転車やロードバイク、クロスバイクでももちろんありうる話だったりする。
まぁ、実際トラブル動画もいろいろあるわけだし、当たり前といえば当たり前。
じゃあ、電動アシストではどうなんだろうか?
電動アシストでのBBや駆動系のトラブル
前回、自転車店でアルバイトを始めたと書いたが
店舗やネット上で電動アシストのトラブルは一定数聞く。
というか普通の自転車よりもたぶん多い。
一例を挙げてみると
- ギアをずっと変えずに走っていたら切り替えられなくなった。(内装変速)
- チェーンが外れた(直してもまた外れる)
- チェーンが切れた!
等々・・・。
BB周りについては自分は聞いたことが無い(知らないだけかもしれない)が後輪ハブや外装変速、スプロケットやチェーン回りのトラブルは割と聞くことがある。
なにせ、一般の自転車と比べて最大で3倍の力が出せるのだから当たり前といえば当たり前だったりもする。
アシストは時速10kmから低下するのでその力は信号ダッシュの時くらいしか使い道は無いがストップアンドゴーの多い市街地区間だとその価値は大きい
けれども、そういった使い方をするということは自転車の駆動系に確実に負担を与えることになる。
自転車の外装変速
自転車の外装変速のしくみはすごくわかりやすくて、シフトチェンジの際にディレイラーが隣のギアにいわば無理やりチェーンを移動させている形になる。
これが自動車のマニュアル車の場合、無理なく変速させるためにシンクロメッシュという機構が搭載されているだが
自転車にはそんなものは無い。スポーツ自転車もママチャリ6段変速も外装変速の基本的な理屈はみんな一緒だったりする。
横に(無理やり)ずらす。それだけ。
人力で駆動するギアだからできる簡潔でいさぎよい仕組みなのだが
電動アシストだとこれが必ずしも上手く動作しなかったり故障の原因になったりもする。
電動アシスト自転車を購入する際に「変速切り替えの時には力を抜いてあげましょう」という話を言われたことがあるかもしれないが、それは別に脅しでもなんでもなく実際にトラブルがあるから経験則として伝えているだけなのだ。