血糖値が気になる場合の第一の選択肢
食後高血糖(血糖値スパイク)があるとわかってから暇を見てしこしこと食後の血糖値を計っていたりする。
自己血糖測定は自分の体の状態を把握するために必須であり、食後高血糖や糖尿病、糖耐能異常といわれた場合に動脈硬化や合併症のリスクを減らすために是非とも行うべきである。
一般的にはメディセーフフィットのような器具を通信販売もしくは薬局で購入して使うことになる(計測チップは通信販売では扱っていない)。がこれらの器具を使い続けるうちに様々な問題が浮かび上がってくる。
- だんだん指の皮が厚くなり血が出づらくなる。
普通、右利きだと左手の指から採血するのが多くなると思うが血が出づらく採血に失敗することが増えてくる。メーカーでも太めの針を販売しているがそれでも同じ指からの採血が難しくなってくる。
針も計測チップも使い捨てなので上手く採れずに無駄にゴミが増えていく。
使用した針もチップも一般のゴミとしては引き取ってもらえないので厄介だ。
- 連続して使用しているうちに指が痛くなる。
更にはこまめに採血しているうちに針の差し過ぎで指が痛くなってくる。
このときばかりは左利きになりたいと望んでしまう。
- (あたりまえだが)睡眠中は測れない。
糖質制限をダイエットでしているのならともかく、健康面での問題があって行っている場合、いわゆる穏やかな糖質制限(ロカボ)ではとどまらず極端な糖質制限が必要になってくる場合がでてくる(自分のように)
あるいは糖質を一定量取れている場合でも仕事等で一日の運動量が多い場合糖質が不足し、夜間低血糖を起こす可能性が出てくる。
夜間低血糖自体も血管にダメージを与えたり、睡眠の妨げとなったり、最悪突然死を引き起こす要因だが、
その後反発して血糖値が上がるのではせっかくの糖質制限を無意味にしかねない。
点ではなく線で血糖値を見る必要性
血糖値を見る場合 食前、食後の1点ずつではその内容は判らない。食後複数回に分けて測り、”点”ではなく”線”で血糖値を把握しなければいけない。
また、会社や旅行先でも血糖値の傾向が把握できるのであればそれに越したことは無い。
FGMなら普通の人でも買える(一機種しかないが)
連続して血糖値を測定できる装置は自分の知る限りではなく、血糖値に近い間質液中のグルコース値を数日から2週間の間測ることのできるものとして”CGM”や”FGM”がある。CGMのほとんどは病院での処方によってのみ利用できるがFGMは一般での購入も可能だ。
センサーとリーダーは2つ1組で使うがなぜかセット販売はしていない。
おまけにセンサーは2週間で使い捨てだったりする。
万が一使用途中で取れてしまったら泣き寝入りするほかない。
コストパフォーマンスに甚だ欠けるが致し方がない。と買ってみた。
取り付け初日の感想
1日目は誤差が大きいらしいが、実際にめちゃくちゃな数字になった。
皮膚への取り付けは正直かなり恐怖心があったし痛いのではないかと思ったがほぼ無痛、取り付け後の痒みだけある。
専用のアプリからCSVでデータを取り出せるのでExcelやlibreOfficeで取り扱える。まとめて自分で記録してもよし、お医者や人に見せるのに使ってもよしだ。
アームカバーを使おうかと思ったが自分の場合はなくてもなんとかなりそう。
意外なものでグルコース値が上がる。甘いものや飲み物は絶対的な糖質量が少なくてもやはり良くないのだろうというのが暫定的な結論。食べるものに困る。
データの精度さえ信用できるのなら引き続き使いたいがどうなのだろうか?