シルバーパスをシェアサイクルにも使えるようにするべき

東京都シルバーパスとは?

東京都にはシルバーパスという70歳以上のお年寄りなら20510円もしくは1000円(市町村民税非課税者の場合)の負担で1年間バスと都営地下鉄が乗り放題になる福祉乗車券がある。
これは潤沢な財政を持つ東京都ならではの制度であり、他の市町村でも同様の制度はあるが、これほどの規模、割引が適用されるのはここだけになる。
条件さえ満たせば1000円でバス、都営地下鉄が乗り放題になるのだから東京都在住のお年寄りは恵まれているのだ。

シェアサイクルもシルバーパスで乗れるようにするべき

そこでシェアサイクルだ。
今現在都内のシェアサイクルは残念ながらいわゆる「ラストワンマイル」で万全に使える交通機関にはなっていない。
まず、バッテリーが実際に確認するまでわからない。せっかくの予約機能がまずここで意味のないものになってしまっている。
そして正直なところ後発のハローサイクリングはともかくドコモバイクシェアの方は(2回目以降はともかく)初回の使いづらさがある。
また、ドコモバイクシェアは車両が妙に重たく感じる。これはスピードの出しづらい小径車を採用しているからなのだろう。小径車はお年寄りや小柄な人にはいいかもしれないが、ある程度自転車慣れした人間には向いていないと感じる。もう一つケチをつけると車両の状態が万全ではない。たまに外れがある。正直なところもっとお金をかけてほしい。

そこでシルバーパスが使えるようになってほしい。
話が飛躍したが、あの福祉乗車券はちゃんと都からお金が出ている。もちろん正規の料金よりは割り引かれるだろうがそれでも事業者サイドとしては結構大きい金額になる。
高齢者の健康対策としても悪くはない。自転車が漕げるのであれば健康維持の観点からみてもわざわざバスに乗ってもらう必要はない。選びうる選択肢の一つとしてありになる。

逆にシルバーパスをもっている高齢者目線からみると今の都内のバイクシェアはわざわざ別にお金を払ってまで利用する価値があるのかとなってしまう。
電動アシスト自転車の主な顧客は高齢者と子乗せなのは間違いないだろうが今のシェアサイクルは子乗せはしかたがないとしても都内の高齢者から見てまるで魅力のないものになってしまっているのではないだろうか?
サービス向上で新たな需要を呼び込む。そうしなければ生き残りの道はないと思う。

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