汗冷えは自転車通勤の大敵
もともとクロスバイクでの雨の日用に自転車用レインポンチョと自転車用雨合羽を持っていたのだが、
雨合羽は冬の日の汗冷えが酷く、
雨が降っているときはもっぱらママチャリとレインポンチョで走っていたのだが干している際に風で飛ばされてしまいったのだ。
スピードを出さない状況ではレインポンチョは(外見以外)結構いい選択だったと思うのだが、なくなってしまったものは仕方がない。
今話題のワークマンでレインスーツSTRETCH Perfectを買ってみることにする。
早速買ってみる
今まで使っていた普通の雨合羽に比べると同等の値段ながらワークマンのセールスポイントは多い。
ざっくり挙げてみる。
- ストレッチ性
- 値段から見ると高い防水性
- 同じく同クラスでは高い透湿度
- ロールアップすることでレインキャップ使用時でも邪魔にならないフード
- 背中が出にくいサイクルカット
- ガンガン普段使いできる値段
- フラップ付きファスナーポケット
売り文句は多いが自分の目的である自転車通勤で使えるか
少し意地悪くケチをつけていく。
ストレッチ性について
結構動きやすい。特に自転車通勤で使う足の動きが以前の自転車用雨合羽より一回り動かしやすい。雨合羽系はゴワゴワした生地のものが多く、安物だと一回で破れてしまうこともあるがこれはわりと行けるかもと思った。
耐久性は正直わからないが もし、破れても下だけ買うのもありかも。
防水性、透湿度
傘を差すか差さないか程度の小雨、霧雨で一度利用してみた(気温は17度程度)。防水性は特にケチが出るレベルではないが透湿度は少しペースを上げると上半身蒸れ群れになる。
透湿度8000g/m2・24hrと謳っているが雨中トレーニング等だと正直キツイ。ウォーキングや軽いポタリングレベルならいいかも。
ロールアップできるフード
上の写真のように、クルクルと丸めて邪魔にならないようにすることができる。自転車通勤には便利な機能で、モンベルのレインウェア等も同様の機能がついている。きれいに丸めるのは少々コツがいるが便利かもしれない。
背中が出にくいサイクルカット
サイクルカットというよりは単純に胴部分が長いような気もするが背中が出にくいようになっているのは便利。
ガンガン普段使いできる値段
とにかくお安い。こう言っては何だが安くて悪いことはない。
自分も知らなかったが雨が降るとパンクのリスクが増える(微小な棘が流れ込むらしい)。
連日雨中を走るとチェーンにゴミが付着するし、オイルが流れ落ちるので清掃、洗浄、メンテが必要になる。
冬でもガンガン汗をかくので季節に応じて予備のウェアが欲しくなる。
レインウェアも使うと汚れが付着し、撥水性が低下するのでメンテがかかせない。
上にあげたようなことに毎日毎日マメに対処していられないので結果として自転車もウェアも予備があった方がいいということになる。
雨の日には走らないというのも選択肢の一つだがヘビーローテーションするのなら安くてもいいから予備が欲しいと思える。
この値段なら高いレインウェアを持っていても予備として買うのもありだし、価値も出てくる。
フラップ付きファスナーポケット
3つあるポケットはかなり大型のフラップが2重についている。なるべく中のものが雨に濡れないようにしたいということなのだろうけどフラップが大き過ぎて使い勝手は今一つ。価格的に難しいのだろうけどできれば止水ファスナーが欲しかった。
結論的なもの
「もう少し何とかしてほしい」ポイントはあるけど値段を考えると悪くなくまとまっている。
個人的に一番気になるのは透湿度だが、同価格帯では悪くないしこれよりいいものが欲しいとなると一気に値段が跳ね上がる。
耐水圧と透湿度の表記がある製品を見てみると頂点にいわゆるゴアテックス製品が君臨していて、そこから値段順に見事に階層が出来上がっている。
要するに「いいものほど高い」わけだ。
ベンチマークとして、あるいは下だけ買うという選択肢
自分みたいに汗冷えや蒸れが嫌だというのであればお試し的に買ってみて、気になるようであればジャケットだけいいものに変えて下はそのまま使うのがいいんじゃないだろうか。
自転車通勤だと下のパンツ部分はどうしても負担がかかるし、そんなに高いものを買っても仕方がないと思う。
多分続く