電動アシストの価値

良いか悪いかはともかく自転車に毎日乗っているとよく見るのが電動自転車だったりする。

シェアサイクル以外では電動自転車なんて乗ったことは無いし、正直自分には必要ないものだとも思う。

ひたすらに(街中は)平坦な埼玉では電動の力を借りたくなるほどの場所は無い(と思う)し

東京だと多少の坂はあるがそれでも必要性は薄いのではないかなーと思っていた。

だがしかし、DOCOMOのシェアサイクルは結構よく見かけるし、山の手で見かける電動サイクルは他とは違って見える。

なんだろうとちょっと考えてみたのだけれども、そこにあるのは「ステイタス」なのかもしれない。

DOCOMOのシェアサイクルは近くに職場が、普通の電動自転車の場合はその航続距離を考えると近くに家があることを暗に示している。

「俺、この近くにオフィスあるんだよねー」「この辺は私の庭よ」といった心の叫びが耳に聞こえてきそうな気がしてくる。

実際のところ、シロガネーゼを気取って白金や南麻布のあたりを自転車で走っていてもロードバイクやクロスバイクならそこそこ脚力があれば埼玉や神奈川や千葉からやってくることも別に難しくはない。ママチャリだってできる。(物好きだとは思うが)

だけれども電動アシストをわざわざ他県から乗ってくるのはまずいない。(最近は航続距離が伸びたからそうでもないかもしれないが)

あのあたりで電動自転車に乗っている人たちは別に体力が無いわけでもなくステイタスの一部として乗っているのだ、そう考えると電動アシストに対しての見方がちょっと変わってくるではないか。

そんなことをつらつら考えていたらY’sRoadが3店舗も都内に電動自転車のお店を出店していた。
おまけにイオンバイクも碑文谷店をオープンさせていた。
ああいうお店の経営陣が私と同じことを考えていたということはないだろうが

東京都内という環境は電動自転車に商機を見いだせる場所なのだろう。

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